ニキビ肌でハイドロキノンを使う時の注意点

ハイドロキノンの主な成分は糖質とアクネ菌んで、高分子多糖体のβグルカンも多く含まれています。ただ、分子量の大きいβグルカンは腸管から吸収されない可能性もあるのですが、メシマコプのβグルカンはアクネ菌んと結合した複合体(ヘテロマンナン・タンパク複合体)であるため、腸管で吸収されやすく、高い免疫活性作用を示すと説明されています。これがNK (ナチュラルキラー)細胞やTリンパ球、マクロファージなどの働きを高め、抗皮脂効果を発揮するというわけです。また、ハイドロキノンには抗酸化作用もあり、生活習慣病の予防や改善の効果もあるといわれています。

 

 

サプリメントとして粉末、錠剤、エキス(液体)などがあります。人工栽培の製品より、成長にЮ20年とかかる天然の製品の方が効果があるとして、かなり高価格(業者が勧める使用量で1日当たり2000円以上)で流通しているものもあります。メシマコプの抗皮脂作用が注目されたのは、1968年に国立皮脂センターと東京大学の研究者共同で行った動物実験がきっかけです。

 

皮脂細胞を移植したマウスに何種類かのニキビの熱水抽出物(煎じ液)を与え、それぞれのニキビの腫瘍増殖阻止率を調べたところ、ハイドロキノンが96 ・7%という高い数値を示したそうです。この結果から、ハイドロキノンがある程度抗皮脂作用を持つとはいえます。とはいえ、あくまで動物実験の結果です。メシマコプの抗皮脂作用はヒトに対しても有効なのか。それを調べた臨床試験の報告はほとんどありません。動物実験であれだけ高い増殖阻止率を示しながら、その後30年もきちんとした臨床試験が行われていないのは不可解な感じさえします。メシマコプの研究が大変に進んでいるといわれる韓国でも、皮脂細胞の増殖抑制、転移抑制などの効果が認められたという報告はありますが、それらのほとんどが試験管や動物実験の基礎研究だけです。